CRACKERS

Film:
CRACKERS
Construction: Richi Owaki
Costume Design: Minako Komatsu
Performance: Mina Kawai, Shina Ono, Richi Owaki, So Ozaki, Alessio Sivestrin
Recording: Takayuki Ito, Etsuko Nishimura
Cooperation: ASICS CORPORATION, G-tribe Corporation, remo [ recod,expessionandium-organization ], YCAM Inter Lab.





CRACKERSとは何か
雷や線香火花といった、空気中に走る亀裂は、ダンスに結びつけられるのではないか、という発想から、「空間の亀裂としてのダンス」というテーマを作品化したいと思います。
亀裂はどのように生れるのを考えた時、窓ガラスのひび割れのように、外からの衝撃によって、ガラスの分子を分断する形で亀裂が生れるなら、ダンスの場合、身体に走る直感によって走る亀裂だと考えられないでしょうか。
これを実証するために、ブロックパズルをモデルにして考えてみます。初めてさわるパズルなのに一歩完成に近づくと、すべるように出来上がってしまうことがあります。これはパズルが知らないうちに答えを教えてくれていて、答えに導かれるように組み立てていると考えられます。つまり、亀裂が避けやすい方に走るように、 パズルもまた答えに向かって走ると考えることができ、この現象は似ていると定義します。
パズルの答えが解ける、ということと、ダンスは同じとは言えませんが、体に制約を加えたとき、必要にせまられて動く体の動きは、亀裂が避けやすい方に走るの広い意味で同じと言えないでしょうか。
「形は記憶装置となって働き、その記憶は一瞬にして想起される」これ自体をダンスのスコア(記憶装置)にできるはずです。
この作品はそれを実証するための実験です。
Crackersには2種類のブロックが8個登場し、ダンサーはその周りで発生する亀裂であり、ブロックに導かれるままに踊り続けます.