舞踊とダンス違い

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舞踊学会で、「ダンスの定義」について議論がありました。現在、舞踊とダンスはほぼ同じ意味とされていますが、学会内で厳密な定義があるはずです。学会員に聞く前に私なりに考えてみます。

「舞踊」という言葉は、「舞」と「踊」の文字から成り立っています。「舞」は音楽と一緒に踊ることを指し、「踊」は基本的に跳躍する動きです。一方、「ダンス」の語源は古ラテン語の「deante」で、「跳ぶ」「はねる」という意味の動詞です。つまり、「踊」とほぼ同一の意味と言っていいでしょう。

「ダンス/踊り」は踊りは内発的な動機によって飛び上がる動きを指しているのに対して、「舞」外的な動機の動きを表しているといってもいいでしょう。舞踊という言葉には内発的な動きと外的な動きの両方が組み合わさっている点で不思議な言葉になっています。

また、「身体知」とざっくり行った際は、武術・武道や、スポーツも含まれてくるのですが、「武」は一歩前に進むという意味、「術」目的を果たすための方法なので道具の話ですし、武道とスポーツは「道・ルール」なので、プラットーフォーム論ということになり、「武」進み出ることなので内発的な動き、「術」や「道・ルール」というのはプラットーフォームの話なので、「舞」とは外にあるものかもしれませんが、どちらかというとすでにあるものという感じがします。舞は基本的には音楽があってそれに合わせるという意味なので、外から来るものという意味の違いがあるように思います。

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