東京都現代美術館で『翻訳できない私の言葉』展を最終日に拝見してきました。わざわざいったものの展覧会は予想と少し異なりました。
障害とダンスの関係、ろう者の手話コミュニケーション、岐阜県に住むブラジル人のための学校など、日常生活では見えにくい社会の周縁部分に光を当て、通訳者や支援者の視点から「私」という概念を探り、マイノリティやアイデンティティにフォーカスしています。これらは重要なテーマですが、この主題をさらに深く掘り下げているとは感じられませんでした。
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mywords/
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メイベル・エルズワース・トッド(1880 – 1956) は、ダンサー、医療専門家で、トッドの作品は著書『The Thinking Body』(1937 年)は、現在、欧米ではダンススクールで生理学と運動心理学の古典的な教科書として読まれているようでです。日本では邦訳がないようなのでDeepLで全文翻訳しました。英語が欲しい方はアマゾンで購入ください。改行などの都合で読みづらい箇所もあると思いますが、閲覧程度に利用ください。
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YCAMを辞めた理由をよく聞かれるので、ここに書き留めておきます。
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先週末、2024年5月4-5日、台湾の鳳甲美術館で、台湾アーティストの許家維、張碩尹、鄭先喻「浪のしたにも都のさぶらふぞ」のオープニングイベントに出演しました。この作品は昨年山口情報芸術センター[YCAM]で製作された作品の彼らホームの台湾での展示です。日本からは、本作品の演奏作曲を手がけた浄瑠璃三味線の田中悠美子さんと私、香港からは作曲家Tak-Cheung Hui、台湾からはパーカッショニストのRho-Mei Yuが参加しました。
Courtesy of Hong-Gah Museum. Photo credit: Lin Wen-Ling
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浅田彰講演会
January 27, 1996 自由の森学園自主講座ポスター A4モノクロコピー
柄谷行人講演会
October 28, 1995 自由の森学園自主講座ポスター A4モノクロコピー
「昔、謝赫が伝ふ、画に六法あり、
一に気韻生動と日ひ、
二に骨法用筆と日ひ、
三に応物象形と日ひ、
四に隨類賦彩と日ひ、
五に経裳位置と日ひ、
六に伝模移写と日ふ、古より画人の能くこれ兼ねるはマルなり。」
「それ物を象るには必ず形似にあり、形似にありては須く其の骨気を全うすべし。
骨気と形似とは皆立意に本づき、而して用筆に帰す。
放に画を工にする者は、多くは書を善くす。」
「歴代名画記」張彦遠一画
骨法、象形、形似とはものの骨格を見抜くことをいい
隨類賦彩とは説明を加えて具体性に近づけること。
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これらをダンスに生かすべき
というのも日本の古典は抽象的な記号のく見合わせから始まり
そこから写実的表現に向かう点でダンスの成り立ちに似ている