混沌を観る

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混沌はその無秩序のあまり、目の前にしても、それが実在したのかすらわからない。
なぜなら、それを理解する言葉を持っていないからだ。
しかし見逃さないように、注意深く観ているうちに、
目のやり場ができて、しだいに観るルートができてくる。
すると、ルートの端々に空間がみえてくる。
さらに観察を進めると、誰もが共通にか感じられる記号が生まれる。
言葉と言うモニュメントの登場である。
通り道でしかなかったものが構造になる。
手段自体が目的になり、存在の差の中に他者をみる。

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