一般的にSEOといえば広告の話で、自分のような芸術の分野では、SEO対策を敬遠する傾向があります。その理由は、SEO対策というと広告のイメージが強く、芸術作品の価値を損なうなじみがないジャンルで、無条件にダサいからです。これは世界共通で、海外でも同様です。
約2か月前、Webページ制作会社の方から営業の電話があり、SEO対策の重要性について説得されました。
本記事では、Webページ制作会社の人に説得された内容を基に、視聴者の質と量を高める点で芸術分野にも意味があると考えます。これは大多数の一般意識に関わることで、新しい批評性の領域になる可能性があります。今回紹介する内容はまだ始まりに過ぎませんが、この方向性には今後の展開に期待できると思います。
Contents
SEO対策の導入と重要性
SEO対策は、インターネット上で自分のウェブサイトをより多くの人に見てもらうための重要な技術です。たとえば、多くの店が競合するウェブショップの中で目立つためには、サイトの見た目の美しさや使いやすさ、効果的な広告戦略が必要ように思われがちですが、しかし、最も重要なのは、検索エンジンで上位に表示されることです。Googleが検索市場の90%以上を占めている現代では、Googleの検索エンジンでの表示が重要であり、そのためのテクニックが必要です。ウェブサイトを多くの人に知ってもらうためには、これが非常に重要です。
結局その営業さんは、2日間自分の身の上話を聴いてもらったうえで、ことわってしまったが、分かったことは以下です。
- メディアトゥルグという仕事が一般的な名称がないので説明をしていく必要がある。
- メディアトゥルグという仕事を説明する際に、要素がバラバラなため、それらのバラバラな点同志をつながりを表現する必要がある。
- それぞれのスキルの点と点の間をつなぐ説明文(エッセイ)を大量に書くことで点と点の間を繋いでいく。
Web制作会社の営業担当者が挙げたフルーツバイヤーの例は、SEOの重要性を説明するのに適していました。ことの時に例を上げたフルーツバイヤーの仕事内容は一般には見えにくいものですが、彼らは農家の状況を日々収集し、消費者に伝えることで信頼を築きます。たとえば、収穫量や品質に関する苦労話を毎日のブログによって情報を共有することで、消費者の関心を引き、顧客を増やすことができるのです。このアプローチはウェブサイトの毎日ブログを書くことで顧客を増やすタイプの運用モデルとして適しており、毎日のブログによる情報更新と共有によって、訪問者の関心を持続させることができます。しかし、芸術分野で活動するメディアトゥルグという仕事が、この方法が直接適用可能かどうかは検討が必要です。
SEO対策の基本的な理解
つぎにSEO対策の手法について、見てみる。SEO対策はどこの説明にも書いてある以下の3つを行うことである。
- 内部SEO対策
- 外部SEO対策
- コンテンツSEO対策
これはSEO入門書の冒頭に書いてあります。実際の店舗でいう所の、内部対策とは内装や室内のサインなどのこと、奇麗で使いやすさのこと。外部対策は看板や広告発信のこと。コンテンツ対策は店のコンセプトやお客さんに何が提供しているかが分かりやすいこと。なので、わりと普通のことですが、これがGoogleのAIエージェントが審査員がたまにやってきて、営業をチェック、評価ししているので、人間向けではなくAI向けに作る必要がある点が普通の店舗とは違います。
私がその営業提案を断った理由は、次の通りで、確かに、名声が向上するなら、費用は問題ではありません。しかし、重要なのは、GoogleのAIをはじめとする技術の進歩が今後どうなるかです。Google検索は進化し続けており、将来的には、最も関連性の高い情報だけをブラウザーの上位ないしAIスピーカーのように簡潔に要約して表示するようになるでしょう。その結果、情報は部分的にしか表示されず、完全なページを見る必要がなくなります。
つまり、誰がそのコンテンツを作成したかは、Google AIにとってはあまり重要ではなくなります。やがて、人間にとって必要な知識は、AIによって要約される形で提供されるようになり、注目されるのは、極端で特殊な意見を持つ人や、極端なキャラクターを持つ人々の対談のようなコンテンツ、なかでも、喧嘩形式か、ボケ突っ込み形式化がより注目を集め、その対極で、まったりとしたアットホームなコンテンツ、「だよねー」と語尾につくようなコンテンツが増えると思われます。
内部SEO対策
SEO対策について書かれた記事で、ブログの書き方を指導される内容は以下です。
- タイトルにキーワードが含まれている
- タイトルでベネフィットが伝わっている
- タイトルに数字が含まれている
- タイトルに簡便性が含まれている
- タイトルは32文字以内になっている
- メタキーワードを入力している
- メタディスクリプションを入力している
- 本文の見だしタグの順番は適切だ
- 書き出しで問題提起をしている
- 書き出しで解決策を提示している
- 解決策の根拠を提示している
googleの評価AIに気に入ってもらうには以上の作法を守ればいいということです。
RankMathというインド産のWordpressプラグインが基本的なことは自動的にやってくれた上で、記事のアドバイスお願いもしてくれます。現在の定番のようです。複雑な設定ができませが、最低限をセットアップするだけでもXMLサイトマップを自動で作成してくれてシステム的なことは自動的に行います。さらにサイト評価と記事作成のアドバイスができませが表示されますので、言われるがままブログを修正すればいいです。
外部SEO対策
正確には外部対策ではありませんが、GoogleSiteKitが定番です。現状を統計的に評価してくれてくれます。漁でいう先ほどのRankMathが罠で、GoogleSiteKitがレーダのようなものです。
>Site Kit by Googleの設定と使い方を徹底解説!
あとは画像の形式が正しく変換されていて、サイト内部にリンクされていることのようです。
>EWWW Image Optimizerの最新設定方法と正しい使い方についてわかりやすく解説
インターネットと芸術文化の関係
別の理由として、インターネットと芸術文化の関連について、そもそも、一般性や公共性に向いてないという側面があります。例えば、振付家として知られるウィリアム・フォーサイスは、歴史的に非常に影響力がありますが、一般の人々にとっては彼の存在があまり知られていません。これは、彼の作品が映像としてインターネットで広く公開されていないことが一つの一因です。特に日本では、文化がスポーツと同じように扱われており、一般的になニュースにしても、助成金の額にしてもスポーツのほうが量が多いです。本来同じ土俵に置いてはいけないのですが、日本では一般的に同じ枠組みで扱われます。私達芸術側から見れば、スポーツはルールに基づいて勝敗は決まっているのですから、それ以上でも以下でもない。一方で、芸術や文化は、そのルールや概念を創造するためのもので、試合をすれば誰かが勝というような単純なものではないのです。しかしこれが同じ枠組みで評価されているというの日本の現状であり、インターネット上でも同じです。舞踏家、土方巽のアーカイブは一部が慶応が保管していますが、大野一雄や黒沢美香といった歴史的舞踊家のアーカイブは個人や有志が管理しており、ちょっとした災害で消失しかねない状況です。これらの情報に日本もGoogleも価値を与えられないのが現状です。
単に手をこまねいているわけにはいかないのです。日本政府への働きかけは継続的に行うとして、(正直なところ大きな期待は持てません。)しかし、Googleに対しては、形式を守ることでリンクを貼ることが可能です。GoogleのAIにこれらの情報の重要性を教え、少なくとも情報を目立たせることはできるでしょう。これは新しい形の批評方法に似ていると思います。
新しい批評としてのSEOの可能性
これまでの批評は、新聞や雑誌を通じて専門家が価値を与えるものでした。それが読者に影響を与え、新しい概念やシステムの創造につながっていました。しかし、これからは一般に対して情報を発信する前に、AIに対して上手く情報を紐付け、説明することが、実は、これからの情報の世界に新たな「批評性」と言えるのではないでしょうか。なぜならば、インターネットの中での言語的なやり取り、アクセス数というものは、人間の欲求や、潜在的な集合知や暗黙知の傾向であり、これらを問い直すということができるということは、批評的な作業なのではないでしょうか?
今回行ったホームページの見直しとSEO対策
SEO対策に関しては詳細は省きますが、営業の提案を断った後、私は自分のホームページの診断を他の専門家に依頼しました。ページ診断はページの創作をするわけではないし、沢山の相談を受けている方々が行っているため、説得力もあるし、具体的な成果が求められていないので格安でうけられます。そこで提案を受けたのは以下の三つです。
- 基本的なSEO対策を自動で行うプラグインの導入
- Google Site Kitを使用してホームページの現状分析
- 毎日ブログを更新し、Googleツールキットで現状を確認
この3で、これらを一つずつ丁寧に実施すると、評価が上がってくるというものです。
実際に自分で作った造語をそのまま、noteなどで書いても何も起きないのですが、丁寧に自分のページで解説をしていくと、少なくともGoogle検索のトップでAIが要約して表示してくれましたので、googleAIの審査が見に来ていることは確かです。
ページ診断では内部・外部SEO対策はコメントしてくれますが、コンテンツSEO対策についてのアドバイスを受けるのは、なかなか難しいでしょう。そこで次に、コンテンツSEO対策に特化したウェブ会社の無料レクチャーと業務依頼のための見積をとったのですが、結果的にその提案も断ることになりました。その中でコンテンツSEO対策の方向性と戦略についての重要な洞察を得ることができました。
ウェブ上のワード戦略と検索結果の分析
内容はウェブ上のワード戦略で、マーケティングでは一般的な戦略ですが、よく使われる一般的なワード、使用頻度は低いが潜在的な注目を集めるワード、そして自分の目的に必要なワードを見極めます。これら三つの要素が交差するポイントで、適切なキーワードを強化し、ウェブページを設計するものです。ワードは100~150ワードに絞って提案してもらえるのですが、Excelの書類一枚で150万っかるのだそうです!そして、本当にこれがヒットするワードかは保証されていないようです。
ワード戦略の手順
このワード戦略は、多くの企業が行う一般的なマーケティング戦略の一つで、AI時代は、
- コンテンツに関わるワードを100個以上書き出す
- 類語キーワードをAIで生成し、ワードを1000近くに増やす。
- その1000のワードをGoogleの検索ワード統計を使って分析。
- 統計上位に来るものを100-150個にソートする
というのが一般的な評価手順のようです。
ワード検索”コンテンポラリーダンス”の上位結果
実際に行ってみると、意外な結果に直面すしました。「コンテンポラリーダンス」というワードをでGoogleの検索ワード統計で検索すると、以下となった
上位の検索ワード
- コンテンポラリー ダンス nhk
- コンテンポラリー ダンス オーディション 2024
- コンテンポラリー ダンス ジャニーズ
- コンテンポラリー ダンス ソロ
- コンテンポラリー ダンス ワーク ショップ 2023
- コンテンポラリー ダンス 公演 2023 関西
- コンテンポラリー ダンス 夏木 マリ
- コンテンポラリー ダンス 振付 師 日本 人
- コンテンポラリー ダンス 松村 北斗
- コンテンポラリー ダンス 簡単
- コンテンポラリー ダンス 髪型
- コンテンポラリー ダンス 魅力
- 松村 北斗 コンテンポラリー ダンス
- コンテンポラリー ダンス
- コンテンポラリー ダンス 公演 2023
- コンテンポラリー ダンス 動画
- コンテンポラリー ダンス 大阪
- コンテンポラリー ダンス 日本 人
- コンテンポラリー ダンス 東京
- コンテンポラリー ダンス 森山 未來
これ以下はどんぐりの背比べでした。
「コンテンポラリー ダンス nhk」というのが上位にくるのは一般的に『コンテンポラリー ダンスはnhkで踊られている』という認識が一般的なようだ。次の「コンテンポラリー ダンス オーディション 2024」は、「コンテンポラリー ダンス ソロ」「コンテンポラリー ダンス ワーク ショップ 2023」も含めて、コンテンポラリー ダンス を目指すダンサーが多いということではなく、たぶんバレエの学生人口はかなり多いので、近年コンクールレパートリーとしてコンテンポラリーの振りが人気があることから、バレエの学生が検索しているのではないかと想像します。
ワード検索”コンテンポラリーダンス”の潜在的なキーワード
以下は検索数は決して多くないが、Googleが予想する潜在的に評価が高まりそうなワード
- コンテンポラリー ダンス レッスン 着
- コンテンポラリー ダンス 服装
- コンテンポラリー ダンス 練習 着
- コンテンポラリー ダンス 衣装
- コンテンポラリー ダンス 本
これでわかるのはコンテンポラリー ダンスに求められているものは基本ファッションであり、2割は知識ということになります。つまり、カッコいいが8、賢いが2が一般的な印象ということです。個人的に「本」というワードがすこしでも入っていて安心しましたが、実際問題として、「本」が何を意味しているかはよくわかりませんが、他のジャンルのダンスよりは、自分の方向性は勝算の可能性はあると思われます。
ただし、別のワードは結構絶望的です。
ワード検索の”ジェスチャー”の上位結果
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ワード検索”ジェスチャー”の潜在的なキーワード
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- ジェスチャー ラジコン
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このジェスチャー スチール ケースというのは、今はやりのリクライニングのワークチェアーのことで、ジェスチャーとは全く関係がない。検索上位もスマホのジェスチャー操作が圧倒的なので、これは「コンピューターの操作にジェスチャーが必要で、これがうまくいっていないので、教えてほしい」ということで、コミュニケーションで必要という意味で、コンピューターとのジェスチャーコミュニケーションはうまくいってないとも言えます。素晴らしい解析力のジェスチャーAIを作れば勝算はありますが、道のりは険しそうです。
ワード検索の”感覚”の上位結果
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このような方法で1000件の検証を要する地道な作業が待っています。しかし、この様子ですと、Googleだけに頼らず、他の方法でキーワードを選ぶ必要がありそうです。これは今後、じっくりと検討し、進展があればまた報告したいと思います。
最後に、このワード検索に役立ちそうなリンクをご紹介します。
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