Kindleでの洋書読書をもっと楽しむための翻訳テクニックを、いくつか試してみました。
まず、驚くべき発見がありました。Kindleでは、スクリーンショットが可能だということです!これに気がつくのに長い時間がかかりました。例えば楽天ブックスではそれはできません。ちなみに、楽天ブックスは過去にワード検索からの無制限コピーが可能でしたが、現在はその機能は利用できなくなっています。
とりあえずOCR
最も手軽な方法は、Chromeの拡張機能であるCopyfishを使用することです。これを使ってテキストをOCR(光学文字認識)化し、その後翻訳するという手順です。ただし、Copyfishの処理時間が少しかかります。
OCRアプリとDeepLを連携
次に有効なのはスクショからOCRで読み取って翻訳まで一括でおこなってくれる「PCOT」です。以下が参考です。
作業の自動化
自動化の方法として、Power Automateをが考えられますが、 Microsoft のアプリケーションなので、 パスワードなどインストールが面倒です。自動化は理想的な解決策かもしれませんね。
2024年5月追記: PCOTの変換に癖があります。理由は分かりませんが、改行が崩れることがあるようです。またページをまたぐ際にセンテンスがリピートされる問題も見受けられます。自動化すると崩れたまま翻訳されます。結局1ページづつ修正することになるので、私はPCOTを手動で行い、本の章ごとにまとめてDeepLに転送して翻訳しています。PCOTの標準ショートカットコマンドが[ctrl+0]など、左指が届かないので、ショートカットをマウスのオプションボタンなどに割り振るなどすると作業が高速化されます。
全てのOCRも同じ問題がありますが、アルファベットの変換ミスとしては大文字の「I(i)」と、小文字の「l(L)」を見分けることができません。
他の方法
他の方法として、私はパナソニックの「読取革命」というアプリに慣れています。このアプリを利用して、スクリーンショットを撮り溜め、その後、一括でOCRをかけるという方法です。読取革命の便利な点は、読み取り範囲の微調整が可能であるため、ヘッダーやページ番号などOCRに不要な情報を除外できることです。これにスキャナーでスキャンする要領で、Power Automateを組み合わせて自動化するのも良いかもしれません。
まとめ
AIが日々優秀になっていくので、世界中の本が読めるようになってきました。本当にうれしいです。自分が中校生の時に同じ技術があったらどんなに幸せだったのかと思ってしまいます。これからも色々な方法をためして、新しい発見があればまた記事を更新します。
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